何やってるの、このバカ餓鬼が!
早くこっちに来なさい。
まったく言うことひとつききゃしないんだから。

ガミー、こんにちは。

・・・

ガミー、こんにちは、どうしたんだい。

・・・

ガミー、こん・・・

うるさいわね。何度も言われなくても分かっているわよ。

そうかい、返事がなかったから聞こえなかったのかと思ってね。

あんたもバカだね。
いま私が子供達の躾けで大変なのは見ればわかるでしょ。
ノンキに返事なんかしている暇なんてないのよ。
ヘミングバード、気を悪くしないでくれよ。
うちのカミサンは子供達のイタズラに手を焼いて、ちょっと気が立っているんだ。
うん、わかってるよ、スモールハート。
いつも大変だね。

あんた!そんな所でヘミングバードなんかと無駄口をたたいてるんぢゃないよ。
まさか、私の悪口を話してるんぢゃないだろうね。
まったくうちの連中ときたら、子供もバカなら亭主も大バカで困っちゃうよ。

こら!
あいつらまた悪さをしてる。
『おい、バカ息子、落書きをするなら他所の家の壁にしなさい。 いったい誰が掃除をすると思ってるんだ!』
親の迷惑も考えられないのかね。 まったくしょうがないガキばかりなんだから。
いったい誰に似ちまったんだ。きっと亭主に似ちまったんだろうね。
やんなっちゃうよ。







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