特注デザイン表札の制作行程

埼玉県にお住まいの小林様から、ご自身がデザインされた表札の制作依頼がありました。通常このようなデザインはシルク印刷で仕上げるのですが、12色程度の色数があり、版代だけでも15万円以上はかかってしまういます。そこで色々な打ち合わせで手描きで仕上げる方法で製作費を押さえることにしました。カッティングシートを使いマスキング技法で一色づつ仕上げて行きます。焼成と色塗りをくり返し、５回の焼成行程を経て完成しました。
小林様のご了解をいただきましたので、制作行程の一部をご紹介いたします。最後でご紹介している施工写真は小林様から送っていただいたものです。接着とコーキングはご自身でされました。個性的なハウスマークに仕上がって安心しました。

小林様がイラストレーターソフトでデザインされた原稿です。

まず最初に原稿を参考にしながら、白抜き部分のマスキングを施します。

ベースの青を塗り、マスキングを剥がすと白抜き部分が完成します。

右下のマークの部分にマスキングを施し色をぬります。

マスキングを剥がせばマークのベース色が完成です。まだ焼成前です。

黒を焼成した後に番地の色を入れて完成です。５回の焼成行程を経ています。

小林様から送られてきた施工写真です。
水ぬれ防止にタイルの縁にコーキングも施しています。

ライトアップした表情もまた好いものですね。小林様、写真提供ありがとうございました。