フォトセピア基礎技術解説

写真や画像をタイルや陶磁器などにセピアカラーで高温焼成(800度以上)しています


フォトセピアの最大の特徴

タイル、陶器の業界に詳しくない方にとって、タイルに写真を焼き付けることぐらい何が目新しいのだと思うかもしれません。確かに技術的には単色の焼付けだけでなく、フルカラーの焼付けも可能です。ところが、作るとなると非常に高価なのです。
何千枚も作れば確かに安価に製作することも可能ですが、たった一枚、フルカラーのタイルを作ろうとすると、30cm角の大きさで10万円程度の費用がかかります。単色のものでも3万円近くはかかってしまいます。現実にはそういったサービスをしてくれる所を探すのさえ大変です。

マグカップやお皿にカラー写真を焼き付けてくれるサービスを良く見かける、と言う意見もよく聞きます。しかし現在主流の技術はカラーコピーのトナーを低温度(180度前後)で熱定着させているものです。なので水場での使用や熱や紫外線には弱く、爪などで引っ掻くと取れてしまうことも多々あります。
インテリアや飾りとしては十分だとは思いますが、お風呂場で使ったリ屋外に施工する場合のタイルや陶磁器の実用品としては問題が生じてしまいます。

フォトセピアは上のサンプルのように、写真や雑誌の切り抜き画像等を元に、安価に一枚から製作することが可能です。
しかも800度で本格焼成していますので、水や火、紫外線にも強く、エクステリア(屋外)での使用も可能です。
またコンピューターを使った画像処理をしていますので、PCデータからの製作も可能です。したがって非常に高度な表現の可能性をも持っていると言う事です。

技術的解説

フォトセピアは写真や画像をコンピューター処理し、ガラス粉が皮膜された特殊な転写紙にプリントアウトし、電気炉を使って高温焼き付けしています。
コピー機トナーが陶磁器用絵具顔料で無いにもかかわらず陶磁器面に焼成プリントが可能なのは、トナーの成分が肝心で、市販されているキャノン系のトナー成分が鉄でできているために高温で焼成すると鉄分が酸化鉄になりセピア色に焼き付けることができるのです。







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