絵付け

金銀彩-焼成前

金彩、銀彩を施した焼成前のタイルです。焼成前は金銀色はしていません。


職人気質の仕上りを求めなければ、金銀彩はそれほど難しくはありません。
含みの良い筆があれば絵付け(筆あしらい)は思ったほど癖がありません。 ただし、厚塗りをすると焼け焦げてしまうことがあります。
ブライト金、銀でなければ2度焼きで修正することもできます。 僕は仕上りの高級感なども考えて、主にマット金、銀をよく使っています。

色絵具は反対に筆使いが難しいく、一筋縄では行きません。
この辺りの技法はヨーロピアンチャイナペイントの方々が得意とするところです。 参考書も多数出版されていますし、教室も盛んです。 極めたい方は是非習ってみてはいかがでしょうか。

僕はどちらかと言うとシルクスクリーンや版画の技法を使うのを得意としています。
詳しいことは絵付け技法を解説した「Okutama Tike Art Factory」でご覧になってください。
ここ4、5年はパソコン上で画像処理した原画を特殊な転写紙に出力して、 絵付けをしています。
原画をセピア色にしか加工できない点を除けば、少量製作が非常に簡単にできるので便利です。

金銀彩-焼成後

焼成後のタイルです。写真では雰囲気が伝わり難いですが、金銀は綺麗です。
ベネチアンガラスのミルフィオリも焼成加工することができますが、 タイルの釉薬との相性などがあり、焼成温度コントロールなど簡単ではありません。 ただし、ガラスが溶けて丸みをおびた仕上りは可愛くて捨て難いものがあります。
小さな絵はパソコンでセピア加工の画像処理を利用して、手彩色で色付けをしています。 セピア加工は中央の犬のタイルのように写真の焼付けも可能です。







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