描画絵付け


タイルに絵付けをする上で最も基本的な技法です。手で描くのですから上手になるのにはかなり練習が必要です。描画方法には主に手描き、トレース、マスキングの3種類がありますが、僕は作品に応じて色々な技法を組合わせて使います。筆描きは味のある線を表現しスポンジングは均一で柔らかい色塗りに効果を発揮します。デザイン的な絵付けやロゴマークなどではマスキングとトレーシングの技法を良く使います。
描画絵付けは量産製作には向きませんが、一点物の制作やハンドタッチの作品作りにはこの技法はかかせません。

手描き

いろいろな描画方法の中でも手描きはタイルに絵付けをする上で最も基本的な技法です。まず初めにタイルに直接下絵を描き、筆描きによって線画を仕上げます。乾いた線画部分に筆やスポンジングで彩色を行いますが、筆描きは線に強弱が出るので線に味のある表現が出来、スポンジングは均一で柔らかい色塗りに効果を発揮します。


トレース

比較的原画に忠実な作品を制作する時に用いる技法です。原寸大で原稿を作り、丁寧にトレースしてタイルい原画を写します。彩色は筆描きやスポンジングで行います。文字やデザイン的な原稿にも対応出来ますが、どことなくハンドタッチ感が残る仕上がりになります。


マスキング

ロゴマークなどのフォント文字やデザイン的な原画の制作に向いています。スポンジングと組み合わせれば均一なべた面表現も可能です。印刷したような仕上がりを必要とする作品が制作できます。








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