レタリング
表札や看板などの文字の作品も製作しています。
タイルのレタリングには主に３種類の技法を用いています。フリーハンド技法によるカリグラフィー文字、トレース技法、そしてマスキング技法です。
製作する文字の種類や仕上がりによて使い分けています。
フリーハンド（カリグラフィー文字）
カリグラフィー文字は英数文字のみ制作ができます。タイルに書くためには非常に難しく、描きやすい書体をオリジナルで考案しています。基本書体は縦書体です。斜に傾けたイタリック書体は組みタイルの場合、目地によって文字が切れてしまうので、１枚ものタイルなど、限定された条件でなら描くことができます。
トレース
漢字や仮名文字、特殊なフォント文字、筆文字などの作品を制作する時に用います。原寸大で原稿を作り、丁寧にトレースしてタイルに文字を写します。彩色は筆描きで行いますのでべた面などには筆跡が残り、どことなくハンドタッチ感が残る仕上がりになります。
マスキング
印刷したような仕上がりを必要とする文字制作、ロゴマークなどの制作に向いています。スポンジングと組み合わせれば均一なべた面表現が可能です。マスキングのためのカッティングにはハンドカットとプロッターを使ったマシンカットの両方をデザインに応じて使い分けています。
