タイルモザイク


タイルを使ったモザイクとコラージュ
一般的なタイルモザイク
一般的なタイルモザイクは2つのタイプが有ります。
一つは小さな色タイルをカラーピッカー表のように貼ってゆくものです。昔のお風呂屋さんで良く見かけたタイルモザイク絵がそれです。最近ではコンピューターで簡単に色配置が出来るので、価格や納期も安く簡単にできるようです。
もう一つはカラータイルを色々な大きさに割って(カットしてと言った方が正しいかも知れません)ちぎり絵の様に貼ってゆくものです。INAXではそれ用のモザイク用タイル(アートクラフトタイル)を販売しています。2ミリ程の厚さで加工がしやすくなっています。全国的にもかなり沢山の方がクラフトとして、楽しんでいます。

絵付けタイルのモザイク表現
山本が得意とするタイルモザイクは、一般的なものと少し異なり、絵付けの技法を駆使したものです。タイルに目的の絵を描き、それを割っています。写真は10cmタイル4枚組にパリの絵を描いてから、割ったものを微妙にずらしてモザイクしています。周りはアンティーク煉瓦をモザイクカットしたものでフレームとしています。

絵付けタイルのコラージュ表現
絵付けタイルの技法を駆使すると、単なる色タイルのモザイクから、もっと複雑なコラージュ作品を作ることもできます。たとえばコラージュ配置したものに再度彩色して焼き付けることもあります。必要なデザインのタイルを製作するためには新聞や雑誌の絵柄をシルク等で焼きつけることも時として必要になってきます。
写真はINAXのアートクラフトタイルに猿のイメージや文字などを焼き付け、タイルを割り、モザイクした上に再度必要な絵付けを施して焼成しています。タイルの域を越えたタイルモザイク作品を作ることができます。

手作りタイルでタイルモザイク
色釉薬と素焼きタイルを使って手作りモザイクタイルを作る方法です。色釉薬は1000度焼成の釉薬なので色数も豊富で発色が綺麗です。
最初に様々な大きさの素焼きタイルを作って、組合せます。
素焼きタイルを配置したら釉薬を塗るガイドラインを色鉛筆で描きます。釉薬が水性なので色鉛筆をはじくのでモザイク状の絵付けが綺麗にできます。
釉薬を丁寧に塗っていきます。3度塗り程度すると釉薬の厚みが増して綺麗に発色します。
1000度で焼成すると釉薬が溶けて綺麗に発色します。一応タイルは完成です。
配色が思ったようでなかったので、タイルを並び変えてアレンジしました。タイルモザイクの良いところはタイルはあくまでパーツなので、臨機応変にアレンジが出来ることです。
ウッドパネルを黒塗りしてタイルをはりました。違和感のあったオレンジ色がどうにか納まりました。

素焼きタイルをカットしてタイルモザイク
素焼きタイルをカッターやくい切りでカットして形を自由自在に作ってモザイクタイルを作ります。
最初はおおまかにカットしてOKです。後で調整ができます。
つながりの曲線などを考えて細部までカットします。カットが終わったら、切り口のバリをサンドペーパーで滑らかに仕上げます。
タイルをモザイク状に並べたら色鉛筆で釉薬を塗るガイドラインをえがきます。釉薬が水性なので色鉛筆をはじくのでモザイク状の絵付けが綺麗にできます。
釉薬を丁寧に塗っていきます。3度塗り程度すると釉薬の厚みが増して綺麗に発色します。。
1000度で焼成して完成です。縁まで釉薬がかかっているので、そのまま額縁に貼っても綺麗ですが、板をくり抜いて象嵌状に張り込めば高級感あるタイルモザイク絵が出来上がります。

手作り家具の扉などにはめ込んでも素敵に支上がりますよ。

タイル絵教室を開催できます。ギャラリーカフェ『YARD』さんでの開催風景



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